今回は看護師が転職する際の面接時の服装や持ち物、面接でよく聞かれる質問10選とその回答のポイントをご説明します。
志望動機の回答例もご紹介しますので面接を受ける際の参考にしてくださいね。
当院を志望した理由
面接でよく聞かれる質問の中でも重要なのが、「当院を志望した理由」についてです。面接官は、あなたが当院に対してどの程度の強い思いを持っているか、十分なリサーチをして面接に臨んでいるか、すぐに辞めないかどうかを確認したいと考えています。回答のポイントは、自分がその病院でどう働いていきたいか、その理由を具体的に、熱意をもって伝えることです。
志望理由を考える際には、病院のホームページに掲載されている「病院の理念、基本方針や理事長、院長挨拶」と「自分の考え」が共通する部分を探し、それを組み合わせることで印象を良くできます。また、希望する診療科のその病院での立ち位置(重視されているかなど)も確認しておくようにしましょう。
回答例①
私は前職で○○年、○○部門で豊富な経験を積んできました。 この間私は自分の能力を高めることにエネルギーを注いできました。また、培ったスキルを元に後輩の指導にも力を注いできました。
結果として、看護の知識を磨くだけでなく、チーム全体のパフォーマンスを上げるためのスキルも身につけました。
貴院では未経験の部署が多く、○○に力を入れていることを知り、前職のように一から新たなスキルを身につけられ、最終的には後輩の指導としても貢献できると考え、志望しました。
そうすることで、貴院が重要視している患者さんに○○な医療を伝えることに貢献できると考えています。
回答例②
前職では、○○科で○年間働きました。小規模な病院だったため、スタッフ確保や看護業務以外の仕事も多く、試行錯誤を繰り返しながら、患者様が安心してサービスを受けられるよう努力しました。
貴院は、患者様数も病床数も多く、様々な診療科があり、規模も大きく、前職とは異なります。
入職後は、新しい環境に限られた知識や経験に戸惑うこともあるかもしれませんが、新しい技術を学ぶことで、患者様のニーズに合った医療を提供し、貴院の発展に貢献することを考え、志望いたしました。
回答例③
私は以前、○○部に数年間在籍し、その間精力的に能力向上に努めました。
その後、出産・育児を機に休職しましたが、離れていても看護への思いは衰えず、本や資料で看護の知識を身につけました。
育児が一段落した今、もう一度看護の仕事に就きたいと考えています。
御院は、私がまだ経験していない様々な診療科があり、特に○○にも取り組んでいると知り興味を持ちました。入職後は、新しい技術を学び、御院の基本方針である患者様一人一人に適切な医療を提供することに貢献することができると考え、志望いたしました。
前職を辞めた理由
面接官が「前の職場を辞めた理由」を聞くのは、あなたの働き方の価値観について知るためです。
あなたが今後のキャリアについてどのような意向を持っているのか、どのように職場に向き合うのかを判断するためにも重要な情報となります。仕事への向き合い方やどんな問題があって辞めたのかを確認することで、将来の雇用において求職者が貢献できるかどうかを見極めることができます。
回答のポイントは次のようになります。
- 職場環境や人間関係などのネガティブな理由は伏せ、できるだけポジティブに変換する。
- スキルアップや希望先の病院にしかない配属先への希望など、前向きな理由を伝える。
- 自分が今後のキャリアにおいてどのような成長を望んでいるかを説明する。
- 辞める前に行った打ち合わせや処理などを紹介することで、責任感や誠実さをアピールする。
- 面接官に対して自分がどのようにして前職を去ったかを説明することで、責任感や真摯な姿勢を示す。
回答例①
御院では○○の診療科があり、以前から働いてみたいと考えていました。
私は看護師として働くにあたり常に成長することを大切にしています。そのため、前の職場では経験できなかった、○○科の仕事にチャレンジしてみたくて、前職を退職することを決意しました。
特に○○科は、臨床経験を深めることで、患者様にもっと質の高い医療を提供できると考え、この病院で働きたいと思っています。
まとめ
今回は志望動機について、特定の人を想定して事例をピックアップしましたが、志望動機の大枠として参考になれば嬉しいです!他にも質問例もありますので、こちらもチェックしてみてください!