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    抑えておきたい看護師の職場10選!

    看護師が働く場所は、病院やクリニックだけとは限りません。看護師としてのキャリアを生かせる場所はたくさんあります。今回は看護師が活躍できる職場を幅広くご紹介します。

    目次

    一般的な病院

    そもそも、20床以上の病床を持つ医療機関を「病院」と言います。医療法人や公益法人などが運営しており「総合病院」と言われているところが多いです。診療科の数や病院の規模はそれぞれ違いますが、地域の医療を担う重要な役割であることは間違いありません。

    ここでは、病棟看護師と外来看護師に分かれ、病棟看護師は主に入院患者のケアを行います。外来看護師は、外来の診療がスムーズに流れるようサポートします。そして、採血や注射などの医療行為も行います。幅広い知識やスキルを身につけたい人におすすめの職場です。

    大学病院

    国立や私立大学の附属施設となっている病院を「大学病院」と言います。最先端の医療や高度な医療技術が提供されており、一般的な診療の他に、医療分野での臨床研究や教育も行います。

    大学病院の診療科はとても細かく分けられており、看護師はその診療科目に応じた仕事を行います。もちろん入院患者もいますのでそのケアや、外来診療のサポートも行います。研修医が多いため、採血や注射などの医療行為はそれほど多く行いません。高い技術を学びたい、専門性を高めたい人におすすめです。

    一般的なクリニック

    一般的なクリニックとは、町にある開業医を指します。入院設備がないので、外来診療が中心となります。

    病院よりも仕事内容は幅広く、看護業務の他に、事務作業や診察の準備や片付けなども行います。多くのクリニックは診療科を限定しているため、「内科で働きたい」「眼科で働きたい」といった希望がある人は、クリニックでの勤務が良いでしょう。

    また、入院設備がないので日勤しかありません。お盆や年末年始もしっかり休めるので、小さい子どもがいて夜に出られないという人でも働きやすい職場です。

    美容クリニック

    美容クリニックは、医療機器を使って脱毛や肌のケアを行ったり、整形手術を行ったりします。看護師が活躍する場が多く、診療のサポートや術前、術後の患者のフォロー、カウンセリングなどを行います。クリニックによっては、受付業務や化粧品などの販売も任せられることがあります。

    美容クリニックは他の職場と比べても給料が高めとなっており、看護師に人気の職場です。入院設備がないクリニックだと夜勤等もありません。美容に興味がある人、高めの給料に魅力を感じている人におすすめです。

    一般企業勤務の産業看護師

    看護師の勤務先の一つに、一般企業の産業看護師があります。産業看護師とは一般企業の医務室などに勤務する看護師で、産業医と共に従業員の健康管理を行います。具体的な仕事内容は、健康診断のセッティングとアフターフォロー、病気やケガの応急処置、カウンセリング(メンタル面)、そして過重労働対策などです。

    一般企業との雇用契約なので、その企業の就業時間に準じます。土日が休みであれば産業看護師も休みですし、夜勤はもちろんありません。産業看護師を置く企業の多くが大企業であるため、待遇が良いところが多く、人気があって狭き門となっています。

    保育園・幼稚園

    保育園や幼稚園でも、看護師の資格を生かして働くことができます。ここでは園児の健康管理を行うのが主な仕事で、施設の衛生管理や感染症対策なども中心になって行います。子どもがケガをした時には応急処置を行い、保護者から子どもの発達や健康に関する相談を受けることもあります。

    外遊びや散歩などにも一緒に行って、保育士、教諭のサポートをすることもあるので、園児たちと触れ合うことができます。小さい子どもが好きな人にとって、とても良い職場と言えるでしょう。

    この職場では医療行為は行いません。看護師だけれど、注射や採血が苦手という人にとっては良い職場かもしれません。

    訪問看護

    高齢化のため、在宅で介護、看病する人が増えました。そんな家庭に訪問して、医療処置(注射や点滴など)を行います。利用者の様子を観察し、介護者、看護者にアドバイスすることもあります。他に、食事や排泄介助、リハビリなども仕事に含まれます。

    訪問看護で働くには、訪問看護ステーションと雇用契約を結び、そこから利用者宅へ訪問する形になります。夜勤は基本的にありませんが、24時間対応のところではオンコール当番があります。

    訪問看護師も人手不足なため、休みが取りにくいことがあるかもしれませんが、働く時間や日数は調整しやすいのが特徴です。

    介護施設・高齢者向け施設

    高齢化社会となり、介護施設や高齢者向けの施設が増えてきました。それに伴い、看護師の働く場も増えつつあります。介護施設では、入所者の健康管理を行います。検温や血圧測定、口腔ケア、そして投薬管理などが主な仕事です。

    医師の指示があれば点滴や採血、褥瘡の処置、そして痰の吸引なども行います。また、介護スタッフと業務を共に行い、介護を手伝うこともあります。

    病院での勤務と比べると忙しくなく、体力的にもそれほどきつくないので、ブランクがあった人や年齢を重ねた看護師に向いていると言えます。

    障害者福祉施設

    障害者福祉施設は障がいのある人が各福祉サービスを受けられる施設で、ここでも看護師の需要があります。医師や理学療法士、そして作業療法士と連携を取りながら、入所者のケアを行います。

    このような施設での勤務経験が無くても、研修をしっかり行っている施設が多く、安心して働けます。入所者は比較的体力のある人が多いため、体力に自信がある人が向いていると言えます。

    医療行為は少ない職場で、どちらかと言えば介護業務の方が多いでしょう。残業や夜勤がないため、プライベートを充実させたい人にもおすすめです。

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